サーフスケートのカーバーが欲しいけど、トラックがCX4とC7があるけど違いがわからない。
どっちを選べばいいのか?
そんなお悩みがあるかたも多いはずですね。
サーフィン歴30年。サーフスケート歴10年以上の実践経験から、カーバーのCX4とC7のトラックの違いと選び方の基準をお伝えして参ります。
本記事はサーフィンをうまくなりたい方へのアドバイスとなりますので、ご興味あるかたはどうぞご覧ください。
カーバートラックの種類
2023年時点で、流通されているCARVER(カーバー)のトラックは3種類です。
・CX4
・C7
・C5
カーバーのコンプリート製品で販売されているほとんどが、CX4とC7が主であり、人気の高いとトラックとなっています。
カーバーCX4とC7の違い
カーバーの人気トラックCX4とC7。
それぞれの特徴と違い、選び方など詳しい内容を以下にみていきましょう。
C7トラックの特徴
C7は、CX4と比べて可動域が広いトラックです。
いわゆるスイング系であり、トラックに内蔵されたバネの反発力を活かしたスピードを得やすいことが特徴と言えます。
そのため、軽い体重移動で簡単にターンすることができ、カーバー初心者や脚力に自信がない方にも扱いやすいトラックとも言えます。
平地でのスムーズな動きも可能で、取り回しも軽くクイックなターンを体得したい人にはC7トラックをおすすめします。
CX4トラックの特徴
初代CXトラックの誕生から4度の改善を加えたことから、CX4と名付けられています。
ライディング時の足回りがしっかりしている印象で、安定性が高く可動域が狭いことが特徴です。
C7トラックとは違い、バネの反発力がないためしっかりとした体重移動を行うことにより、スピードとドライブを体感できます。
サーフィンに必要な下半身の強化や、正しいライディングフォームの体得、深いレールワークを習得したい人には、CX4トラックで使用することをおすすめします。
CX4かC7 選び方の基準
上記で述べたように、トラックそれぞれの特徴や乗り味は変わってきます。
乗り比べると違いは一目瞭然で、どちらが扱いやすいかなどの好みで選んでも良いと思います。
今回は、サーフィンの練習ではどうか?という視点で、私自身が実際に乗り比べた体験から、CX4とC7の違いを活かした選び方の基準をお伝えしてまいります。
C7とCX4の違い どんなアクションをしたいか?
まずは、サーフスケートのカーバーを使って何を実現したいのか?
というテーマを考えてみてください。
ただ、「スピードの乗って颯爽とスケートしたい」という方から、「サーフィンのボトムターンのオフトレに活かしたい」という方まで、人によってさまざまなテーマや考え方があると思います。
そこでタイプ別にどちらのトラックが良いのか分けてみました。
カーバーC7トラックに向いているタイプ
- ゆったりクルージングがしたい
- サーフスケートの動きに慣れたい初心者の方
- 脚力に自信がない方
- 体重が軽い方
- サーフスケートの基本的なフォームや体の使い方を習得したい方
- フラットな路面での使用が多い方
C7トラックを選んだほうが良いと思われる方は、以上に当てはまる方になります。
C7トラックはルースで軽い加重でも良く動くのでスピーディーなターンを体感できます。
サーフィンで例えると、短くてレールの薄いサーフボードで、小波ながらクイックなサーフィンに近い動きに近い体験をイメージできます。
C7を選ぶデメリットはある?
C7を選ぶ場合のデメリットは3つあります。
上記のように、サーフスケートを使いアップスなどのサーフィンの動きを体感するには良いと言えますが、ひざや足首の動きだけでクイックにターンしてしまうデメリットもあるので、サーフィンの上達を目的とした場合には、誤った癖がつかないよう意識することが大事です。
もう一つは、バンクや斜面を降りる際など、直線的に加速する場面では、前方トラックがルースなため、グラグラと安定しない場合があります。
傾斜面などよりは、フラット面での加速に向いています。
最後のデメリットは、CX4に比べ価格が少し高いこと、CX4に比べ必要なパーツが多く、構造も複雑なためです。
カーバーCX4トラックに向いているタイプ
- ある程度サーフスケートに慣れている方
- サーフィンのオフトレに力を入れたい方
- ボトムターンやカットバックなどのレールワークを体得したい方
- 脚力がありしっかりと下半身に加重をかけれる方
- バンクやランプセクションなどでも楽しみたい方
CX4トラックを選んだほうが良いと思われる方は、以上に当てはまる方になります。
CX4トラックは後ろ足加重を基本とした、体の軸で傾けてターンすることにより、ドライブを実感できるトラックです。
その為、よりサーフィンのアクションの実践に近い体の使い方を体得することができます。
CX4を選ぶデメリットはある?
CX4を選ぶ場合にはデメリットがあります。
体幹を使ったボードの踏み込みができていない初心者の方には、ターンや加速をするのには難しい場合があります。
CX4は正しく踏み込むとどんどん加速していき、パワーのあるターンができますが、逆にただしく加重ができていない方には思ったようにボードが動かずはじめは難しく感じます。
しかし、その動きの難しさはサーフィンの実践に近いため、CX4でイメージ通りに動かせるようになれば、サーフィンの上達へつながりやすくなります。
トラックだけではなくデッキの選び方も重要
カーバーに限らず、サーフスケートの評価はC7やCX4のトラックだけではありません。
そもそものセッティングの調整や、ウィール(タイヤ)やデッキ(ボード本体)のパーツの選びの組み合わせの相性によっても大きく乗り心地が変わってきます。
その中でも、特に重要なパーツがデッキです。
デッキにも長さ、硬さ、形状もいろいろな種類があります。
サーフィンのオフトレ用として、初めに意識してほしいポイントは、デッキの長さです。
デッキの長さは、サーフボード選びと同じで身長や体格によって最適な長さも変わってきますが、サーフィンが上達したいと願う方へのおすすめとしては、
これは実際のサーフィン実践に近い足のスタンスで練習してほしいからです。
サーフスケートのデッキの長さが、32インチより短い場合は、スタンスが狭くなることがあるためです。
練習するときのスタンスはとても重要です。
サーフィンの時と同じようにしっくりくるスタンスを確保できるデッキ長さを選んでください。
コンプリートタイプといって市販されている商品は、デッキやウィール、トラックがセットになっており、パーツごとの組み合わせバランスを考慮して設計されています。
なので、どの組み合わせを選べばいいか迷う方の初めの1本は、コンプリートタイプを選ぶことをおすすめいたします。
カーバーはC7かCX4の違いは?選び方 まとめ
今回はサーフスケートのカーバーを選ぶときに、C7かCX4がどちらを選べばいいのか悩んでいる方へ、トラックの動きや選び方の違いをまとめてお伝えしてまいりました。
C7トラック | CX4トラック | |
メリット | ・初心者むけ ・軽くスムーズな動きが可能 ・脚力がない方も動かしやすい |
・サーフィンの正しいレールワークが見につく ・深いターンの練習になる ・ランプやバンクにも対応しやすい |
デメリット | ・値段が高い ・サーフィンに適さない癖がつく場合も ・直線的なスピードでは安定感にかける |
・慣れないと動かしにくい ・しっかり加重しないと進まない |
イメージしている、カーバーでやりたい事や、使用する環境などで選び方も変わってきます。
ご自身にあった、カーバーの選び方の参考にしていただだけると幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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