黄泉の国の入り口はどこ?振り返るな!といわれる怖い理由とは? | きぷすん公式サイト
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黄泉の国の入り口はどこ?振り返るな!といわれる怖い理由とは?

黄泉の国入口 振り返るな コラム
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みなさんは、黄泉の国という場所をご存知ですか?

死者の国とも呼ばれる、この場所は、古代日本や中国の神話や伝説に登場する、神秘的な世界です。

黄泉の国には、入り口と出口があると言われています。

そして、入り口から黄泉の国に入ったら、決して振り返ってはいけないとされています。

なぜ、黄泉の国では振り返ってはいけないのでしょうか?

その理由を、今回は徹底的に探っていきたいと思います。

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黄泉の国の入り口はどこ?

黄泉の国

黄泉の国の入り口は、日本神話では「黄泉比良坂(よもつひらさか)」と呼ばれています。

これは、出雲の国にあるという伝承があり、現在では島根県松江市とされています。

 

黄泉比良坂は、二本の石柱が立つ場所で、その間には細いしめ縄が結ばれているそうです。

このしめ縄は、生者と死者の境界線を表していると考えられています。

 

着物女性

イザナギとイザナミの夫婦の物語で有名ね

また、中国の神話では、黄泉の国の入り口は「酆都(ほうと)」と呼ばれる場所と言われています。

酆都は、中国の北西部に位置すると言われている地獄の都です。

 

男性

ここで、地獄行きの裁判がされるんだって!

嫁

そう。閻魔大王ならぬ、鄷都大帝ってのがいたそうよ

国が違えど、各所に生と死の境界や入り口があると言われています。

次に「黄泉比良坂」の詳しい場所を紹介してまいります。

 

黄泉の国の入り口「黄泉比良坂」の詳しい場所

住所 〒699-0192 島根県松江市東出雲町揖屋
交通アクセス JR揖屋駅より徒歩20分
駐車場 あり
参考サイト しまね観光ナビ黄泉平坂

 

徒歩だと、国道9号線から緩やかな坂道を300メートルぐらい上らないといけません。

体力に自信がない方は車利用をおすすめいたします。

 

黄泉の国では振り返ってはいけない理由とは?

黄泉比良坂は振り返るな

黄泉の国では、なぜ振り返ってはいけないのでしょうか?

あくまで歴史背景から考える個人の思想ではありますが、その理由は大きく分けて2つあると考えます。

 

振り返ってはいけない理由①死者の世界をけがさないため

黄泉の国は、死者の世界です。

生者が足を踏み入れると、死者の安寧を乱してしまう恐れがあります。

そのため、振り返って生の世界を思い出したり、生者を連れ戻そうとしたりする行為は、死者の世界をけがしてしまう事から禁忌とされていたと考えられます。

 

着物女性
着物女性

神話では、イザナギがイザナミを黄泉の国から連れ戻そうとしたとされているわ

イザナギが先立った妻のイザナミを連れ戻そうと、黄泉比良坂を通って黄泉の国を訪ねて行きます。
ところが変わり果てたイザナミの醜い姿に驚いたイザナギは、命からがら現世に戻ってきました。
その時に、イザナギが黄泉の国への入り口を大きな石でふさいだとされています。
その石は千引の岩(ちびきのいわ)と命名されました。

そのため境界線として、千引の岩が大切に祀られているのだと考えられます。

むやみに振り返ってはいけません。

振り返ってはいけない理由②死者の世界を畏怖するため

黄泉の国は、生者の想像を絶するような恐ろしい世界です。

その世界を垣間見た者は、恐怖のあまり、生の世界に戻れなくなってしまうかもしれません。

そのため、振り返って死者の世界を目にすること自体が、禁忌とされていたと考えられます。

自身の命や精神を守るためにも振り返ることはしてはいけません。

 

黄泉の国では振り返ってはいけない理由は、以上の通りです。

しかし、これらの理由はあくまでも考察の域を出ません。

実際の理由は、黄泉の国を創作した人々が、死や死後の世界に対する恐怖や畏敬の念を込めて、禁忌として残したのかもしれません。

永く「黄泉の国で振り返ってはいけない」と言い伝えることにより、黄泉の国へ去った魂と自身の命を守る意味があると思われます。

その為にも、神聖なる場所としても未来永劫に守り続けていきたいと考えさせられます。

 

黄泉の国の入り口はどこ?振り返ってはいけない?怖い理由【まとめ】

黄泉の国のり入口は、日本神話では「黄泉比良坂」、中国の神話では「酆都」と言われています。

黄泉の国では、生者が死者の世界をけがしたり、畏怖したりしないように、振り返ってはいけないとされています。

この禁忌は、死や死後の世界に対する恐怖や畏敬の念を反映したものと考えられます。

そうした歴史の教えも感じながら、黄泉の国の入り口といわれる、黄泉比良坂に訪れてみていただきたいと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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